格闘技の熱狂、札幌に降臨! GRACHAN78 北海道大会開催
GRACHAN78 大会概要
開催日 | 2025年11月9日(日) |
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会場 | シャトレーゼ ガトーキングダム サッポロ(北海道札幌市北区東茨戸132) |
主催 | GRACHAN実行委員会 |
協力 | マルスジム |
タイムスケジュール | 開場時間:12:30 / 試合開始:13:30 |
チケット情報 | VIP1指定席(柵内エリア):30,000円 VIP2指定席(柵内エリア):20,000円 自由席:9,000円(当日券は+1,000円) |
チケット販売所 | https://eplus.jp/grachan/ |
LIVE配信 | GRACHAN放送局 GRACHANちゃんねるメンバーシップ |
対戦カード

▼バンタム級5分2R延長1R
田中智也(fit/同級5位)
vs
有田一貴(MIBURO/同級6位)
北海道大会を揺るがす、バンタム級トップ戦線の大一番!
田中はこれまで柔道仕込みの投げや組みを起点に、腕ひしぎ十字固めや三角絞めなどで数多くの一本勝ちを収めてきたサブミッションハンター。過去には関節技で鮮やかに試合を終わらせた実績がある一方、2023年には判定での敗戦、さらに肩固めによる一本負けを喫したこともあり、安定感と同時に“決め急がず戦えるか”が課題となる。札幌の地元ファンの声援を受け、地元凱旋戦でその進化を見せたいところだ。
対する有田は、京都を拠点に磨いた打撃力が武器。特に蹴り技を軸にしたスタイルは鋭く、過去の試合でもハイキックやボディへのミドルで試合の流れを変えてきた。本人が過去のインタビューで「倒し切る」と語る通り、判定狙いではなくフィニッシュにこだわるアグレッシブさが持ち味だ。2024年には激しい打ち合いの末に判定負けを喫したが、その経験を経て「勝つためには攻め続けるしかない」という覚悟を固め、初の北海道大会に乗り込んでくる。
グラップリングでじわじわと自分の土俵に引き込みたい田中と、打撃で一気に試合を決めたい有田。スタイルのぶつかり合いに加え、ランキングで隣り合う両者の意地と意地の激突は、延長戦までもつれる熱戦となる可能性も高い。
果たして、地元・北海道の誇りを守る田中が一本勝ちで沸かせるのか、それともアウェーの檜舞台で有田が豪快なKO劇を演じるのか──。バンタム級の今後を占う重要なサバイバルマッチから目が離せない。

▼ライト級5分2R延長1R
安海健人(ALMA FIGHT GYM BASE)
vs
能登崇(GO ONE GYM)
組みの新鋭か、打撃のベテランか──RIZIN経験者同士の札幌決戦!
ALMA FIGHT GYM BASEの安海健人は、幼少期から18歳まで柔道に打ち込み、全国大会出場経験も持つ実力派。得意技は大外刈りで、組みの展開から関節技や絞め技につなげるサブミッション能力に定評がある。2022年には修斗ライト級新人王を獲得し、将来を嘱望される存在となった。2023年6月にはRIZIN.43に出場し、渡辺トシキの膝十字固めに一本負けを喫したが、その経験を糧に更なる進化を目指している。
対する能登崇(GO ONE GYM)は、ボクシングと柔道をバックボーンに持ち、キックボクシング戦績では6戦4勝(4KO)2敗と高い打撃力を誇るストライカー。MMAでは7勝(3KO・2一本・2判定)を記録しており、キャリアの浮き沈みを経ながらも粘り強く戦い続けてきたベテランだ。近年はRIZIN LANDMARK 11 in SAPPOROにも登場し、アームバーで勝利を収めるなど、その存在感を改めて示した。
組みの攻防から一本を狙いたい安海と、打撃で豪快に試合を決めたい能登。スタイルがはっきり分かれるだけに、序盤の主導権争いが勝敗を大きく左右するだろう。安海が地力を活かしてテイクダウンを奪えるのか、それとも能登が打撃の圧力で試合をひっくり返すのか。延長戦に突入すれば、両者のスタミナと精神力が試されることになる。
RIZIN の舞台を経験した者同士、若き挑戦者と百戦錬磨のベテランが札幌で激突。
ライト級戦線を揺さぶるサバイバルマッチに期待が高まる。

▼ストロー級5分2R延長1R
丸山大輝(マルスジム)
vs
工藤善哉(リバーサルジム立川ALPHA)
遅れてきた挑戦者と、若き再起のストライカー──札幌で交わる二つの道
マルスジム所属の丸山大輝は、空手をバックボーンに持ち、打撃の鋭さを武器とするストライカー。これまでRIZIN.43に出場し、肩固めによる一本負けを喫するなど苦しい経験を重ねてきたが、その敗北を糧に着実な成長を続けている。地元・北海道のファンの前で、これまで培ってきた打撃を存分に発揮し、再起をかけた一戦に挑む。
対する工藤善哉(リバーサルジム立川ALPHA)は、ブラジリアン柔術をベースに持つ寝技ファイター。35歳でプロデビューという異色のキャリアながら、アマチュア時代にはDEEPフューチャーキングトーナメントで2年連続ベスト4入りを果たした実績を誇る。近年はPoundOutなどの舞台で経験を積み重ねており、組みの展開から一本を狙うスタイルで存在感を示してきた。
打撃で仕留めたい丸山と、寝技で極めたい工藤。スタイルが明確に対照的な両者の激突は、序盤から主導権をめぐる駆け引きに注目が集まる。延長戦にもつれる接戦となれば、スタミナと精神力の勝負となること必至。札幌の舞台で繰り広げられるストロー級サバイバルマッチに期待が高まる。

▼バンタム級5分2R延長1R
武田勇輝(Master Japan Tokyo)
vs
中里侠斗(棚田道場)
打撃の閃光か、極めの重圧か──勝者だけが未来を掴む!
Master Japan Tokyoの武田勇輝は、空手を基盤に培った攻撃力を武器とする新鋭ファイター。幼少期から武道に打ち込み、プロ昇格後の初戦では開始わずか36秒、膝からのパウンドでTKO勝利という鮮烈なデビューを飾った。スピードと決定力を兼ね備えた打撃スタイルは、序盤から相手に圧力をかける強みとなっている。
対する中里侠斗(棚田道場)は、幼少期から柔道に励み、国体・インターハイで入賞歴を持つ実力者。プロ入り後はFighting NEXUSの舞台で実戦経験を重ね、投げやタックルを起点に極めを狙う寝技ファイターとして存在感を示してきた。
そして今回の一戦は、両者ともに北海道出身という特別な背景を持つカード。札幌の舞台で繰り広げられる“地元対決”は、観客にとっても熱狂の理由となるだろう。武田が打撃の爆発力でKOを狙うのか、それとも中里が柔道仕込みの組みから一本を奪うのか。バンタム級の未来を占うだけでなく、北海道ファイター同士のプライドを懸けたサバイバルマッチから目が離せない。

▼フライ級5分2R延長1R
江崎壽(ALMA FIGHT GYM BASE)
vs
村松竜眞(MIBURO)
全日本王者・江崎壽、無敗を守れるか──京都MIBUROの新鋭・村松竜眞が挑む!
ALMA FIGHT GYM BASE所属の江崎壽は、2021年「第27回全日本アマチュア修斗選手権」で優勝を果たした実績を持ち、地元・北海道から羽ばたいた無敗の新星。プロでは5戦5勝と負け知らずで、さらにブラジリアン柔術黒帯という肩書きを持つ。組みの安定感と極めの技術は折り紙付きで、札幌のファンの前でさらなる完成度を見せつけたいところだ。
対する村松竜眞は、京都の名門・MIBUROから参戦するホープ。プロ戦績は2戦2勝、GRACHANの舞台でも印象的な勝利を重ね、勢いに乗る新鋭だ。積極的な打撃とフィニッシュを狙う姿勢が持ち味で、まだ試合数は少ないながらも潜在能力は計り知れない。
「経験と完成度」で抜け出すか、「勢いと爆発力」で突き破るか──。地元北海道の観客が見守る中、全日本王者の江崎が無敗を守るのか、それとも村松がアウェーを跳ね返して番狂わせを起こすのか。フライ級戦線に新たなドラマを生む注目カードだ。
他数試合予定