INTERVIEW
選手インタビュー
全力で倒しに行く――林RICE陽太が挑む、階級を上げての青木忠秀戦

本記事は、2025年9月6日にGRACHAN放送局・YouTubeメンバーシップで配信されたインタビューをもとに掲載しています。
林RICE陽太 インタビュー
聞き手:岩﨑ヒロユキ
――今週のゲストは、reversal gym Osaka所属、林RICE陽太選手です。よろしくお願いします。
林 よろしくお願いします。
――まず、今回の試合は青木忠秀選手との一戦になりました。どういう経緯で決まったのでしょうか。
林 前回ライト級のタイトルマッチで負けてしまって、そのあとすぐ試合をしたい気持ちがありました。ただライト級のランカー陣とはだいたい戦ってきたので、新しい挑戦を考えていました。そんな中で青木選手は、いずれ必ずやる相手だと思っていたんです。どうせやるならキャッチウェイトではなく、しっかりウェルター級で挑戦しようと決めました。
――フェザー級へ落とす選択肢は考えなかったんですか。
林 周囲からは「フェザー級でもいけるんじゃないか」と言われたこともありました。でも僕自身、70kgを切った経験がなくて、想像するだけでかなりきついと思いました。だから現実的ではなかったですね。
――青木選手との試合が決まったとき、周囲の反応はどうでしたか。
林 お互い知り合いが多いので、あまり触れないようにする人もいました。「複雑ですね」と言われることも多かったです。ジムの代表からは「悔いのないようにやれ」と言ってもらいました。キャリアの終盤に差しかかっている自分にとっても響きましたね。
――青木選手との関係を教えてください。
林 人柄も好きで尊敬しています。ただ、ファイター同士なので全力で倒しに行くのが最大のリスペクトだと思っています。だからこそ、彼にも全力で来てほしいです。
――ウェルター級に上げてから体格的な変化はありましたか。
林 しっかり体重を増やしました。筋力も強化して、練習でも力が出る実感があります。以前よりパワーアップできていると思います。
――今回の試合に向けて、特に強化してきた部分はどこですか。
林 青木選手とは練習を重ねてきて、お互いのスタイルを理解していると思います。その上で、相手の得意に自分の強みをぶつける準備をしてきました。僕は、組みの展開に持ち込めれば勝機があると考えています。その形を作るための練習を重点的に強化しました。
――大阪での試合は久々ですよね。
林 はい。大阪で試合をするのは1年ぶりくらいになります。これまで判定決着もありましたが、常にフィニッシュを狙ってきました。今回もフィニッシュを目指して、しっかり勝ち切る試合をしたいと思っています。
――最後にファンへメッセージをお願いします。
林 青木選手とは練習仲間だったこともあり、これまでの経緯を知っている人にとっては特別な一戦になると思います。僕は全力で倒しに行きますし、彼も全力で来てくれるはずです。必ず熱い試合になるので、ぜひ会場でご期待ください。



