INTERVIEW
選手インタビュー
『負けたくない!』鈴木選手、試合の反省と全勝への挑戦を語る(2025年1月18日にGRACHAN放送局で配信済みです)
聞き手:岩崎ヒロユキ(以下、岩﨑)
ゲスト:鈴木嵐士(以下、鈴木)
岩﨑: はい、今週のゲストは鈴木選手です。よろしくお願いします!
鈴木: よろしくお願いします。
岩﨑: 前回の試合、振り返ってみると『やっちまった』という印象だったと聞いていますが、どんな点でうまくいかなかったと感じていますか?
鈴木: そうですね。相手が思った以上に打たれ強くて、特に終盤はスタミナが持たなくなってしまいました。背中あたりで体力が切れた感じもあって、結果として流れを相手に渡してしまいました。
岩﨑: なるほど。試合後、フラッシュバックするほどではないものの、『本当に負けたのか?』っていう気持ちもあったんですね。ところで、去年のシーズンはどんな一年でしたか?

鈴木: 去年は3月にプロデビューして、プロ初勝利を挙げたのがスタートでした。その後、5月に連勝を重ね、二連勝の流れになったんですが…正しくは、プロ初勝利後に5月でまた勝ちを重ねた形です。その後、9月は三連勝いける勢いだったんですが、思いのほか負けてしまい、12月もまた負けてしまって、二連勝から二連敗となりました。正直、後味はあまり良くなく、悔しい試合でしたね。
岩﨑: そうですか。では、試合前はどんな作戦で臨む予定だったんですか?
鈴木: 相手のスピードが衰えないことを見越して、自分のペースが上にあると考えていました。相手がガンガン攻めてくるのを予測しながら、テイクダウンも狙われるだろうと想定して、距離をやや遠めに取って、タイミングを見ながら踏み込む作戦を立てたんです。それに、サイドステップも活用しながら戦うつもりでしたが、結果的には、相手のダメージ蓄積作戦に押され、試合最後の30秒で流れを変えられてしまいました。
岩﨑: 実際にそんなことがあったんですね。やっぱりスタミナがカギだったんですね。
鈴木: そうです。もちろん、MMA全体、たとえばブラックリングでの組み合いも考慮していましたが、実際は自分のスタミナが足りなかったと痛感しました。
岩﨑: では、試合のラスト1分では『こうしておけばよかった』という反省点はありますか?
鈴木: はい、正直なところ、ラスト1分になって『このまま攻めれば勝てるかも』と思う反面、『逃げ切って判定勝ちにしてもいいのでは』という気持ちが入り混じり、結果として戦い方が定まらなくなりました。そうなると、結局自分のミスにつながってしまいましたね。
岩﨑: なるほど。ところで、周りの意見はどうでしたか?ファンや仲間からは、たとえば左側の打撃がよくなっているという評価もあるみたいですが…

鈴木: ええ、打撃面ではストレートが良くなっているという意見もありますが、全体としては、スタミナなど総合力で戦わなければならないという声が多かったです。友達や配信を見ている人からは、『あのラウンドは余裕で取れると思ってたのに』というコメントもあり、驚かれることも多かったですね。
岩﨑: ちなみに、今回の試合は配信もしていましたが、配信はしっかり見ていましたか?
鈴木: はい、結構見ていました。クオリティもなかなかしっかりしていましたし。
岩﨑: 解説が入ると全然違いますよね。
鈴木: そうですね。東京大会とは雰囲気が違う感じがしますし、解説があるとより分かりやすくなると思います。
岩﨑: さて、今年の目標はどんな感じですか?
鈴木: 今年は本当に負けたくないですね。まずは連敗を断ち切って、そこから一歩一歩勝っていきたいと思っています。もし今回勝てれば、いい流れになればと思います。
岩﨑: 了解です。ちなみに、先プロ戦績は現在2勝3敗になっていますよね。去年は四試合戦ってたんですか?
鈴木: はい、去年は四試合行っていました。かなり試合数はこなしていますね。
岩﨑: なるほど。ところで、JTTでは若い選手も増えてきたようですが、鈴木選手は長く関わっているイメージですよね。
鈴木: そうですね。僕自身は若くはないですが、JTT歴は長い方だと思いますし、長く活動している仲間もたくさんいます。
岩﨑: JTTのYouTubeでも、鈴木選手はしっかり登場していますし、ファンからも好かれているのが伝わってきます。
鈴木: 男同士の軽口とか、冗談交じりのツッコミが多いですね。女の子からは、もっと妥当だという意見も聞くし、全体としては和やかな雰囲気です。
岩﨑: ところで、一番仲の良い先輩はどなたですか?
鈴木: そうですね。五明先輩とは気軽に話せる関係で、練習後に一緒に食事をしたり、カフェでゆっくりしたりしています。決して怖いという印象はなく、むしろ優しく見守ってくれる感じです。
岩﨑: プライベートでもみんなで集まったりするんですね。ところで、最近レッドブルーがJTTとコラボしているそうですが、鈴木選手はどう感じていますか?レッドブルーはご存知ですよね?
鈴木: もちろん知っています。実は僕が一番よくチェックしている漫画のひとつでもあります。テレビではあまり取り上げられませんが、友達の間では『面白い』という評価が多いです。
岩﨑: なるほど。僕も友達から『あのドラマみたいに面白い』と聞いたりしてますし、実際、ここ最近も盛り上がっていますよね。
岩﨑: では、最後に今年の抱負をお願いします。

鈴木: 今年は本当に負けずに、全勝で全試合をフィニッシュで決めたいですね。勝っても負けても、フィニッシュにこだわる試合を目指していきます。
岩﨑: 分かりました。では、本日のゲスト、鈴木選手、ありがとうございました!
鈴木: ありがとうございました。