INTERVIEW
選手インタビュー
メインの舞台でさらに上へ――徳弘拓馬が語る成長と野尻定由戦への意気込み
本記事は、2025年8月23日にGRACHAN放送局・YouTubeメンバーシップで配信されたインタビューをもとに掲載しています。
徳弘拓馬 インタビュー
聞き手:岩﨑ヒロユキ
――今週のゲストは、徳弘拓馬選手です。よろしくお願いします。
徳弘 よろしくお願いします。
――今回、初めてのメインイベントとなります。気持ちはいかがですか。
徳弘 はい、ありがとうございます。嬉しいですし、光栄なことだと思います。
――前回の勝利がインパクトありましたし、短期間での成長も見られたので、期待を込めてメインにさせてもらいました。どうですか。
徳弘 そうですね。今までとまた違う選手との試合なので楽しみです。話をいただいたとき、相手は修斗の選手だったので特に意識はしていませんでしたが、対抗戦のような形でできるのはすごく楽しみですし、ここで勝って一段上に行きたいという気持ちがあります。
――ジムや周囲からは「もうすぐタイトル挑戦では」という声もあると思います。
徳弘 そうですね。応援していただいている方から「次はタイトル」と言ってもらうこともあります。
――ただ、僕は「まだ早い」と思ってストップしました。成長中ですからね。
徳弘 はい、そう思います。
――対戦相手の印象はどうですか。
徳弘 アグレッシブに来るタイプだと思います。打撃でも寝技でもフィニッシュしているので、勢いよく来られたときにしっかり対応できるかどうかが今回のキーになると思っています。
――野尻選手のことは以前から知っていましたか。
徳弘 名前は知っていました。ただ試合はあまり見たことはなかったです。修斗で多く出ている選手ですよね。
――野尻選手も前回は負けているので、再起をかけてくるでしょう。
徳弘 そうですね。相手も「次は必ず勝つ」という強い気持ちで来ると思いますが、僕も負けるつもりはありません。
――最近の自分の成長を感じる部分はありますか。
徳弘 自分の強い部分・弱い部分を明確に意識できるようになったことです。今までは曖昧なままやってしまうこともあったのですが、先生や先輩からのアドバイスを受けて、直すべき点や逆に強みを生かす組み立てがはっきりしてきました。
――打撃も以前よりコンパクトになってきた印象があります。

徳弘 特に新しいことをやっているわけではないですが、ストレートなど基本的な打撃を自信を持って出せるようになってきました。以前は力みや不安がありましたが、練習を重ねて試合でも出せるようになったと思います。脱力したパンチは速くて良い武器になっています。
――今回の試合展開をどう予想しますか。
徳弘 どちらが主導権を握れるかが大事になると思います。主導権を握った方が勝つと客観的に見ています。
――セコンドや先生とはどのように取り組んでいますか。
徳弘 研究というほどではないですが、試合を見てアドバイスをいただき、「こういう構成で戦おう」と方向性を示してもらっています。ファイトウィークなどで一緒に確認することもあります。
――地元福岡での大会、雰囲気はどう感じていますか。
徳弘 福岡はご飯も美味しいし、地元の選手も多いので盛り上がりますよね。僕自身は修学旅行で長崎に行ったときに博多駅に寄った程度で、実際に大会で戦うのは初めてです。楽しみです。
――最後に、注目ポイントと意気込みをお願いします。
徳弘 今回メインイベントなので、磨いてきた技をしっかり見てもらいたいです。そして、ここで勝ってさらに上を目指す姿を皆さんに見てもらいたいと思います。注目して見ていただけたら嬉しいです。
――将来的な目標は。
徳弘 明確に「UFC」とかはまだ言えないですね。今の取り組み方では簡単に口にできません。もっと練習も生活も厳しくしていかないと通用しないと思います。負けて気づくのではなく、負ける前に気づいて直していきたいです。
――その意識があれば必ず上に行けますよ。
徳弘 はい、頑張ります。